[参加レポート] #CMC_Meetup 仙台 vol.2 BtoC・BtoBそれぞれのコミュニティ実践者に聞く、 コミュニティの魅力とポイント 

[参加レポート] #CMC_Meetup 仙台 vol.2 BtoC・BtoBそれぞれのコミュニティ実践者に聞く、 コミュニティの魅力とポイント 

Clock Icon2024.11.18

先日2024年11月09日(土)、仙台にてCMC_Meetup2回目のイベントとなる 『#CMC_Meetup 仙台 vol.2 BtoC・BtoBそれぞれのコミュニティ実践者に聞く、コミュニティの魅力とポイント』 が開催されました。

https://eventregist.com/e/CMC_SDJ2

先月2024年10月に開催された下記のイベントに参加した流れで『そういえばCMC_Meetupのイベントって参加した事なかったな...次いつやるんだろう?』と思い確認してみたところ今回取り上げる仙台でのイベントが該当していたので『...じゃあ言ってみるか!』となり参加を決断した次第です。

https://dev.classmethod.jp/articles/report-cmc-lounge-vol1/

ちなみには私は関東(神奈川県)在住です。通常の思考なら新幹線でサクッと往復プランとなるのですが、個人的に暫く前に車を買い替えていたので「長距離運転&旅行がしてみたいな」と思い片道5時間程掛けて車で行ってみることにしました。イベント前日程で有給休暇を取ってちょっとした仙台旅行の傍ら、こちらのイベントに参加した流れです。

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往路;仙台行きの走行ログ by MyTOYOTA+

仙台旅行(旅行というか食べ歩き)はまとめの最後に載せつつ、当エントリではイベントの内容をレポートしたいと思います。

イベント概要

イベントサイト に記載のイベント概要は以下の通り。

コミュニティを通じたマーケティングを考えるコミュニティ:CMC_Meetup 仙台2回目の開催です!

今回のCMC_Meetup仙台はBtoC・BtoBでそれぞれコミュニティを運営している実践者の方にお話を伺います。

それぞれの業種業態によって目的や方法が変わるコミュニティ。

コミュニティを立ち上げて運営をはじめたとき、運営していく中でも様々な場面で乗り越えていくべき課題があります。皆さんのそれぞれの成功体験・失敗体験など包み隠さず話をしていただき、自分たちが運営するならどんなコミュニティが良さそうか?のヒントを見つけてみてください。

これからコミュニティを始めたい!運用してまだ間もない!方はもちろんのこと、事業を伸ばしていくための手法を探している、マーケティングをもっと加速させたい!方にもおすすめです。

イベントレポート

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そしてここからはイベントレポートをお届けします。

開催会場は スタンダード会議室 仙台あおば通店。仙台駅から程無く近い場所にある貸会議室を使って開催されました。

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オープニング:CMC_Meetup 仙台運営メンバー

まずはCMC_Meetup 仙台運営メンバーによるコミュニティの説明から。

  • CMC_Meetupは有志で集まっている団体。
  • CMCのコミュニティマネージャー:野北さん。
  • 活動履歴の紹介:仙台は今回で2回目。仙台チームの皆さんと共に運営しています。

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  • コミュニティマーケティングとは?の紹介

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  • 第2回目のテーマとアジェンダの紹介
  • 参加者の皆さんに「3つのファースト」のお願い(ハッシュタグを付けての投稿を参加者の皆さんに依頼。このくだりは毎回関心させられます...)

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ファーストセッション 「コミュニティマーケティングのおさらい」

  • 登壇者:コミュニティマーケティング推進協会 代表理事 小島 英揮 さん

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そして1つめのセッションは小島さんによる「コミュニティマーケティングのおさらい」。ダイジェストな内容でコミュニティマーケティングがどういうものなのかを解説しました。

  • 今回は結構な割合で県外からの参加が多い。
  • みんながやろうとしているコミュニティマーケティングがこれなのでは?コミュニティマーケティングってどういもの?といういう紹介をします。
  • 小島さん自己紹介
    • ヌーラボのCRO:コミュニティマーケティングをビジネスに乗せていけるかどうかを試しているところです
  • 小島さんとコミュニティマーケティングの歴史
    • 2014年8月:コミュニティマーケティングという名前を使ってプレゼンし始める。小島さん的にはブランドリフト以上の効果があるとみていた
    • そして今年2024年2月に推進協会を設立。団体としては5年後に解散予定。
    • (コミュニティマーケティングを)"聞いたことがある人"を"出来る人にする"。
  • コミュニティ(ファンダム)で成功している企業はB2C(D2C)の垣根なく存在している
  • 「想起」はベンダーからの発信だけでは作れない

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  • コミュニティマーケティングの本質

    • コミュニティマーケティングをやりたいのではなく、コミュニティで加速、近道、拡大したい
    • コミュニティマーケティングで実現するゴールは「顧客理解」「顧客育成」「顧客創造」。
  • 顧客同士の交流を促すのが大事

    • インタビュー自体は悪いことではないが、インサイトが得にくい部分がある。
    • お客様同士が話すうちに本質に自覚的になっていく。
    • 「推し活」での交流がイメージとして近い。
  • マーケティングの認知と想起

    • 認知があれば何でも出来るが、名前だけ知られていればという訳でもない
    • 認知と行動は別。楽天イーグルスを知っている(認知)人は、球場に行った(行動)か?(※参加者の挙手を募ったところ、楽天を知ってはいるが球場に行ったことがない人は相当数いた。ちなみに自分も該当していた)
  • 想起はベンダーからの発信では作れない

    • コミュニティが「想起」の生成、拡散装置に。
  • コミュニティマーケティングを成功させるうえでの基礎知識

    • コミュニティの4分類:今日話すものは右上の部分。
    • コミュニティマネジメントだけでは不十分
      • 火種をどう作るか。エンゲージメントが大事
      • 口コミ研究の偉い人の話
        • "口コミ"という行動がパワフルなのは研究してわかっている
        • 「起きたらすごいのはわかっている。でもどうやって口コミを起こせば良いのかわからない」
        • コミュニティから口コミが漏れ出てくるのを狙う
        • 種火を用意し、その種火をくべていく。種火/着火剤/薪で火力を拡大させていく
    • より火がつきやすくするためのtips
      • 1)連鎖を生むための3つのファースト
        • コンテキストファースト、トラストファースト、アウトプットファースト
      • 2)初期はリーダーとフォロワーにフォーカス
      • 3)連鎖を生む共有、拡散しやすい情報パッケージ
        • コミュニティ参加者の「生活導線」上で流通 discordでは厳しいのでは
        • 同じ立場・関心軸の人からの発信
      • 4)コミュニティリーダーとコミュニティマネージャーの関係
        • コミュニティリーダー:リーダーシップの体現者。フォロワーを先導
        • コミュニティマネージャー:コミュニティマネジメントの体現者。共通のゴールをセットし、進みやすい環境を整える
  • OWWHのおさらい

<toC>事例セッション① 株式会社楽天野球団様

  • 登壇者:株式会社楽天野球団 マーケティング本部 顧客戦略部 部長 兼 ファンサービスグループ マネージャー 谷口 健人 さん

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toCの事例セッション1つめは株式会社楽天野球団様。球団の正式名称について、実はこのタイミングで初めて知りました...。

  • はじめに

    • マスに対して認知は広げてきた。想起のところが課題と考えている。
    • ファンクラブを担当。コミュニティマーケティングの考え方が使えると思っている。
    • 事例と、これまで楽天イーグルスが何をやってきたのかについてお話します。
  • 自己紹介

    • 新卒入社後、様々なロールや担当を経験
    • 2019年CRM推進室立ち上げにも携わる
    • 23年06月顧客戦略部へ
  • 企業紹介

    • 球団理念:The Baseball Entertainment Company〜私たちは、野球を通じて感動を創り、夢を与える集団である〜
    • 経営方針:三位一体の経営
      • 強いチームの創造
      • 地域密着の実現
      • 健全経営の実現
  • 株式会社楽天野球団の行動方針:FAN/東北/Respect Each Otherの3つを掲げている

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  • FAN:ファンに愛されている指標として観客動員数は最も重要。

    • 球場所有者である宮城県と管理許可協定を締結。球場との一体化により収入を大幅に増加させる
    • 楽天イーグルスの動員推移:観客動員数の増加が全ての事業に好影響を及ぼす
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  • これまでやってきたこと

    • マス向けに認知活動を展開。ボールパーク化を推進
    • 楽天イーグルスの創業期/成長期/安定・成熟期
      • 創業期:球団創設〜2013年初の日本一まで
      • 成長期:日本一以降、今現在
    • 成長期(コロナ禍前後)にやってきたこと
      • 選手とファンとのふれあい
      • 想起を促すために、職員全員でチケット販売やポスター貼りなどを展開
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      • 新小学1年生に楽天イーグルスキャップをプレゼント
        • 毎年実施、6年以上継続。東北6県57158名に配布
      • パブリックビューイングも実施
    • 楽天イーグルスのイーグルスの宮城県内経済波及効果
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  • これからやっていきたいこと

    • さらなる黒字化達成。黒字化達成に必要なのはファンの存在。
    • ファンの量を増やし、ファンの質を高めることが球団の黒字化に繋がる
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    • ID囲い込み〜データを活用したアクションを実施
      • 楽天IDをキーとした分析基盤の構築
      • 楽天グループとの連携
    • 想起にまつわる事例:会員組織 楽天イーグルス公式ファンクラブ
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    • 顧客理解を深めるために:1to1コミュニケーションの強化を推進。公式スマホアプリを中心としたエンタメと利便性の提供
    • 今後は顧客理解から育成、創造を含めてコミュニティマーケティングを進めていき、売上を増やしたい。
    • そしてまた、この景色(2013年以来の楽天イーグルス日本一)を見たい!

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<toC>事例セッション② 株式会社Mizkan様

  • 登壇者:株式会社Mizkan Holdings 執行役員 日本+アジア事業 CRM本部長 林 太郎 さん

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toC事例セッション2人目は株式会社Mizkan Holdings様から。

  • 今日は大事な大事な用事があるけれどもこのイベントに来たくて来ました。

    • 懇親会も参加しますが途中抜けします。
  • 今日は今取り組んでいる内容、途中経過についてお話します。

  • 本論に入る前の導入

    • 『やがて、いのちに変わるもの。』
      • ミツカンがものづくりに対して込めている思想。
    • 円グラフで紹介しているもの
      • 実際に製造、展開している商品群。
    • 特定の商品を買って頂いている方はいらっしゃるが、『ミツカンが好きだからこの商品を買っている』というのはあまりいらっしゃらない。
      • そもそもミツカンのイメージを持っている方が少ない?
      • ミツカンのイメージ=無味無臭なのでは?という課題感を持っている
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  • ここから本論。

  • Q.なぜコミュニティを始めたの?(=ゴール)

    • ミツカンの提案する価値の理解浸透。高LTV顧客の増加が狙い。
    • 自画自賛でやるというよりも、実体験に基づいたファンの方の実感と推奨に重きを置く
    • 言いたくても言えない健康価値を皆さんに届けるにはコミュニティマーケティングは有効に働くのでは。
  • Q.最初に推奨頂けるコミュニティメンバー(ファーストピン)はどう見つけた?

    • 薄い大人数から、新しい目的に合わせて濃い少数でスタート。
    • ミツカンサポーター
    • 厳密にいうとファーストピンはまだ探している段階。
  • Q. ミツカンを推奨頂くこと(アウトプット)をどう実現している?

    • リアルのミートアップ形式が素直な方法論かなとは思うが、なかなか難しくもある
    • 心理的安全性を確保した形のコミュニティサイトを用意、そこで思う存分発話頂く形を取った
    • ミツカンサポーター(リアル)+コミュニティサイト(オンライン)のハイブリッド型
  • Q. どんなコミュニティサイト?

    • ミツカン365
    • ミツカンと一緒に『健康的で楽しい食事』を実現
    • (共通関心軸)健康的な食事は食事は、悩むものではなく、楽しむものにしたい!
    • 1日1ネタ投稿するので、皆さんがコメントしてください。というやりとり
  • Q. 成果は?

    • オーディエンスがコミュニティサイトに多数集まり、ミツカンへの好感度が高まること
      • サポーター:火付け役
      • オーディエンス:閲覧、参加、発話
    • そしてオーディエンスから更に拡散されていって欲しい。
  • Q. 半年経ってどんな感じ?

    • 取り組みは2024年03月から開始。まだまだ出来ていないことが多い。
    • いわばベータ版状態。これからより良くしていきます。
    • サイト
      • 来訪者は思ったよりたくさん来てくれている。
      • サポーター(火付け役)の投稿:活発な人の投稿や行動履歴を新たな火付け役として応援
    • リアル
      • 手探りでサポーターとのミートアップ実施中

パネルディスカッション

  • モデレーター:コミュニティマーケティング推進協会 代表理事 小島 英揮 さん
  • パネリスト:
    • 株式会社楽天野球団 マーケティング本部 顧客戦略部 部長 兼 ファンサービスグループ マネージャー 谷口 健人 さん
    • 株式会社Mizkan Holdings 執行役員 日本+アジア事業 CRM本部長 林 太郎 さん

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toCセッション2人の登壇後は、モデレータとして小島さんを交える形で谷口様、林様との3人によるパネルディスカションが行われました。ここはディスカッショントピック、及びその中で『これは!』となったフレーズを抜粋して紹介します。

  • コミュニティ施策のゴールと今のステージは?
    • 目立った人が種火になる(ファーストピン)と、違った方向に延焼する(盛り上がる)可能性があるので注意深く見る必要がある。
    • 余裕があればどの人に延焼したい(盛り上げていきたい)のか、どの人に聞いてほしいのかを決めてからステージに上げて行けると良い。
    • 同じものが好きな人が集まり、ユースケースや同じ悩みについて話す場が出来ると盛り上がる。
    • コミュニティにいる人をどう評価するか、というのは難しい。LTVじゃなくてインフルエンスがどれくらいあるかが大事。まわりにどれだけオススメしてくれるかというのは指標になる。
    • Meetupといいながらもフォーカスグループインタビューになってしまっているところがあると感じる。ユーザー同士のコミュニケーションの活性化は大事。そこを促せるような企画力を高めていきたい。
    • 潜在的なコミュニティのファーストピンにどうやって入ってもらうか。評価方法を理解しつつ、どんな人に来てほしいかを決めて動いていく必要がある。そのための仕組みをしっかり作り、長期的に発展させていけるようにしたい。

<toB>事例セッション① 株式会社カオナビ様

  • 登壇者:株式会社カオナビ カスタマーエンゲージメント本部 戦略推進部 コミュニティグループ マネージャー 坪井 友里 さん

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toB事例セッション1つめは株式会社カオナビ様。

  • 自己紹介・企業紹介

  • カオナビキャンパスとは

    • サポート歴10年・当時の利用企業社数2200社以上の実績を基にタレントマネジメントを学び合える場として開校
    • 立ち上げ背景
      • ユーザー間の交流を通じた「活きたノウハウ」を学び合える場の提供
      • サポートコンテンツの一元化
      • タレントマネジメントの課題は決まったマニュアルでは解決出来ない。
      • だからこそ成功も失敗も「生の声」が最も重要だと考え、実践者であるユーザー皆様同士が繋がり相談し合うことの出来る場を作った
    • 現在地
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    • ユーザーが語る「カオナビキャンパス」
    • コミュニティマーケティングのあゆみ
      • 2022年カオナビキャンパス開校
        • 開校当初から顧客育成を開始
          • ユーザー間の学び合いの場提供/活用促進コンテンツの提供/事例の発信
      • 2022年中頃から顧客理解を開始
        • 開発メンバーのユーザー会参加/インタビュー候補連携
      • 2024年 登録者数7000名を突破、合わせて顧客創造も進めていく
        • 導入検討顧客をユーザー会に招待
    • ユーザ会における取り組みも様々なレイヤーで展開している
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    • 年に一度の大規模イベント「Kaonabi FACE to FES」
    • 他部署との相関図:コミュニティグループを起点として様々な部署チームと連携を展開。
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  • 運営初期のKPIの定め方

    • 立ち上げ目的に合わせて、オンラインコミュニティ・ユーザー会それぞれでKPIを設定
      • オンラインコミュニティ:顧客のアカウント保有率
      • ユーザー会(オンライン・オフライン):年間1回以上ユーザー会に参加した企業の割合
      • 顧客接点の増加を担うことで、コミュニティ活性化や活用促進・解約防止に寄与するため
  • 事業貢献の示し方

    • まずはカスタマーサクセスにおける先行指標
    • 「ヘルススコア」を軸にコミュニティの成果を示すことに
    • コミュニティの参加度合いを5段階に分類、参加者の状態&分布を可視化
    • 参加度合いによるヘルススコア平均の違いを可視化
      • 参加度合いが上がる程高くなる傾向に。
    • ユーザー参加度合いに加え、コミュニティの参加度合い(=ステージ)毎の割合をKPIに設定
  • 今後目指す姿

    • ノンユーザーも含めて顧客体験を向上させる「人事課題を解決できる人事コミュニティ」

<toB>事例セッション② 株式会社Schoo様

  • 登壇者:株式会社Schoo 法人カスタマーサクセス部門 カスタマーサクセス第1ユニット 青木 由季子さん

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toB事例セッション2つめは株式会社Schoo様。

  • 自己紹介・企業紹介

    • 現在はSchooでSMB・ジェネラル領域のカスタマーサクセスとコミュニティプロデューサーを兼務
  • Schooとは:みんなで学べるライブ動画学習サービス

  • 組織図(コミュニティの所属)

    • カスタマーサクセスユニットそれぞれと連携
  • コミュニティの活動(定量的)

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  • & Collegeの活動内容

    • 管理者の運用をサポート
    • 管理者の交流をサポート
    • お悩み・事例共有
    • 人事交流会・勉強会
    • ぶっちゃけ相談会
  • なぜコミュニティを立ち上げることになったのか?

    • カスタマーサクセスに課題があった
      • CSの人数工数に限界
      • 利用目的が多岐にわたり、支援内容が複雑化
      • CSの属人化に
    • 解決策
      • 支援内容が多岐にわたるため、関心が近い顧客同士で解決策を議論してもらおう
    • カスタマーサクセス支援体制
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  • 立ち上げ時に苦労したこと

    • コピペのソースがない
    • 良い・悪いの基準がない
  • 目的とゴールがずれないように、OWWHフレームワークを用いて土台を整えた

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  • 持続可能なコミュニティへの挑戦、どんな風に乗り越えたのか?

    • 熱量調整
      • コミュニティの出発点は「焚き火理論」からの「もらい火」
      • 憧れの存在・半歩先の先輩に出会える仕組み
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    • 計測可能
      • コミュニティと事業成果
        • 突然「コミュニティは何のためにやっているの?」
        • これに対する事業成果や成果証明が難しい...
        • Schooでは様々な指標を計測している
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        • ASIS(コミュニティがない状態と各部門の施策)
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        • TOBE(コミュニティが入ることでこういう状態になりました)
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    • 組織理解
      • 情報流通の場所へ:顧客が本当に欲しい情報が流通し、相乗効果が大きくなる
      • カオナビさんとのコラボイベント

パネルディスカッション

  • モデレーター:CMC_Meetup マネージャー 野北さん
  • パネリスト:株式会社カオナビ カスタマーエンゲージメント本部 戦略推進部 コミュニティグループ マネージャー 坪井 友里 さん
  • パネリスト:株式会社Schoo 法人カスタマーサクセス部門 カスタマーサクセス第1ユニット 青木 由季子さん

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toBセッション同様、こちらもセッション登壇者のパネルディスカッションが行われました。先程同様気になったコメントなどを抜粋して紹介します。

    1. 活動の中でオンラインとリアルでの活動割合は?オンラインとオフラインの良さ良さと難しさは?
    • オンラインだと顔が全くわからないケースがあると思うがどうか。
    • オンラインでの顧客体験を追い求めているので、オンラインであったとしても発言を引き出すようなファシリテートは行っている。発言数発話数を追っている。アナウンサーの人に来て頂いてファシリテートしてもらっている(Schoo)
    • ハイブリッドイベントを行っていてオンラインとオフラインで体験が分かれることがある。なので上記の仕組みはすごい勉強になった。
    • 数多くの人にリーチ出来るのがオンラインの良さ。
    1. 社内の理解をどう得た?他部署との関わり合いは?
    • 会社の中でのコミュニティの位置付け、いろいろな人達の理解を得るところなど。
    • 各部署のKPIとコミュニティを結びつけるのが大事だなと思っている。各部署が追っているものをコミュニティで解決出来るものはないか。
    • 観察することの難しさ:どう入ってきてもらうか
      • 社内向けに、ユーザー会のスタンス、あるべき姿を提示している。
      • 例)もくもく会:開発メンバーには「気になったら声掛けしていいですよ」参加者には「今日はこういう人が来ています。気になったら何でも聞いて下さい」と案内している
  • 「一番の栄養分はユーザー様の声」

ライトニングトーク

当イベントではLTも2本予定されていました。こちらも簡単ではありますが視聴内容メモを共有します。

「地域を越えたクラウド活用推進コミュニティ「re:light local」について」

  • 株式会社ヘプタゴン 社長室 ビジネスデベロップメント 菊池 崇仁さん

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  • 企業紹介、自己紹介
  • re:light localとは何か
    • 地方のクラウド活用推進を加速する企業間コミュニティ
    • 参画企業は現在3社、全国で続々イベント展開中!
  • re:light localが参加者に提供する「4C」
    • Content
    • Code
    • Conductor
    • Communication
  • re:light localが目指すところ
    • 地方企業の業界団体(Union)ではなく、目指す世界を共にする同士(Community)
  • クラウド活用から見える地方のポテンシャル
  • re:light localの活動がもたらすもの
    • to 参加企業:「地方からのゲームチェンジ」という同じ志を持つ仲間を増やし、参加企業の活動を循環させる
    • to 顧客:参加企業から地方の顧客それぞれへ、今までにない課題解決ができる気付きを与える

「県内7割の加入率!コミュニティマーケティングの元祖「生協」が取り組む共創のDX」

  • コープ東北サンネット事業連合 システム部プロジェクトマネージャー 岡村祐子さん(業務委託)
  • コープ東北サンネット事業連合 システム本部 本部長 新井田匡彦さん
    • この日のサプライズ登場となりました。新井田さんに関する詳細な情報は下記エントリをご参照ください。

https://note.com/cooptohoku_sys/n/n0f1240397899

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  • コープ東北とは
    • コープ東北はコミュニティマーケティングの元祖
  • 約1000人の組合員様が集まる「顔とくらしの見える産直 めぐみ野」交流会
  • 強みと課題
    • カスタマーとしての質の高さ、熱量の高さ、火種はある
    • だがしかし、若年層へと上手くリレー出来ていない
    • 良質な資産をもちいて、火種を絶やさず、さらに加熱して広げるためにコミュニティが出来ることは?
  • 組合員さんとコープができること
    • 共同商品開発(日本生協連)
    • ブロックチェーン
    • フィンランド生協

懇親会

イベント本編終了後は懇親会へ。美味しい料理を堪能しながら仙台に集まった参加者の皆様と楽しくお話させて頂きました。

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おまけ:仙台で食べた美味しいもの一覧

個人的にも久々の仙台でしたので、これは外せない!という仙台名物を色々頂きました。お店情報と合わせてメモ共有。

まとめ

という訳で、個人的仙台旅行記録も含めた 『#CMC_Meetup 仙台 vol.2 BtoC・BtoBそれぞれのコミュニティ実践者に聞く、コミュニティの魅力とポイント』 の参加レポートでした。

今回のCMC Meetup仙台、コミュニティ運営の観点でも色々と参考になる部分が得られた有意義なイベントでした。ここで得た知見は今後にも活かしていければと思います。

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